かつまペットクリニック通信 2016年 秋号

今回は歯周病についてお話します!

歯周病

食べ物のカスと雑菌が歯の表面に着くと、それが歯垢になります。
そして歯垢が3~5 日経つと石灰化して歯石になります。
歯垢や歯石の付着がひどくなると、歯肉炎・歯周炎になります。
歯肉炎・歯周炎がさらに進行すると、腐敗物の様な口臭や痛みを感じ始めます。

悪化により起こる病気


眼窩膿腫

臼歯の歯周病や破損が原因で細菌感染が起こり、
その部分に膿瘍が形成される病気です。
症状は眼の下の腫れ、進行すると皮膚の自壊が起こり
膿や血液が排出されます。膿が固まってかさぶたになると
皮膚病と間違われる場合もあります。

歯周病の治療が遅れると、下顎の骨が溶けたり、口の中の細菌が血液を通じて全身に運ばれ、
心臓や腎臓、肝臓の病気を引き起こす原因にもなります。しっかりケアをして予防しましょう!

流涙症


流涙症とは

何らかの原因によって涙が鼻へ流れる管(涙管)がつまってしまったり、
涙が過剰に分泌されたために目頭より涙があふれる病気です


どんな症状が出るの?

両眼または片眼の目頭の被毛が涙で濡れ、被毛の変色が見られます。
特に白色の被毛の場合は茶色に変色して目立ちます。
また涙で濡れた部分が細菌感染を起こし、皮膚炎を生じたり臭いが強くなることがあります。

原因は?

  • 涙の分泌過剰 →逆さまつげや結膜炎などの病気による眼への刺激
  • 涙点や鼻涙管の閉塞
  • 下眼瞼(まぶた)の内反などによる涙の排泄障害



治療法は?


睫毛が眼にかかっている場合は定期的に抜毛する
→専用のピンセットで睫毛を抜きます。

結膜炎の治療
→抗生物質や消炎剤の点眼を行います。

鼻涙管の洗浄
→涙点にチューブを通し洗浄液で涙管を洗い流します。動いてしまう子の場合は全身麻酔をかけることもあります。

眼瞼の内反がひどい場合には手術により矯正します。

変色してしまった部分は元に戻らないの?
一度色が変わってしまった被毛を元に戻すことはできません。変色した被毛は長くなったらカットをして、新しく伸びてきた被毛の色が変わらないようこまめにお手入れをして清潔に保ちましょう。また、眼は涙管を通して鼻や口と繋がっています。
涙の成分は口の中の環境(細菌叢そうなど)によって変わるため、フードによって涙の色が変わったりします。涙やけしにくいフードも販売されています。口腔内細菌を抑えるお薬を飲むことで改善される場合もありますので、気になる方はご相談下さい。

流涙症は原因が多様なため、涙が出ている原因を確かめ適切な治療をすることが大切です!

Copyright(c) 2015 千葉県船橋市の動物病院 かつまペットクリニック. All Rights Reserved.