手術室より〜3月〜 

  • 2018年04月14日

こんにちは

獣医師の大塚です。

 

少しづつ暖かくなってきていますね。

花粉症もつらい季節ですがみなさんいかがお過ごしでしょうか。

私も診察中もくしゃみや鼻水が出てしまっています。

見苦しくてごめんなさい。

 

 

さて、この写真私は何をしているでしょうか??

 

 

よく見てみると、、、、

 

 

赤ちゃんです。一生懸命ミルクを飲んでいますね。

 

 

 

嬉しいことに、先日当院で新しい命が生まれました。

残念ながら自然分娩は難しいことが予想されていたので、タイミングを見計らいながら帝王切開を検討していた子でした。

 

帝王切開の場合タイミングが非常に大切で、早すぎても子供が助からないですし、遅いと母親が危なくなります。

 

予定日が近づいて来てからは母親と子供の様子を良く確認し、先日帝王切開に踏み切りました。

少し距離のあるところからお越し頂いている方でしたが、連日来てくださり、おうちでも毎日4回程体温を測定したりなどとても熱心にご協力してくださったのでとても良いタイミングで帝王切開に踏み切れました。

赤ちゃんたちは取り上げて比較的すぐに泣き始め、お母さんが麻酔から覚めるのをまって初めての母乳を一生懸命飲んでいました。

お母さんもよく頑張ってくれました。育児も大変ですが、ご家族の支えのもと頑張ってくれると思います。

 

赤ちゃんたちも元気に育ってね。

 

 

 

 

それでは今月も手術室よりご報告です。

 

~3月の手術~

白内障 4件 6眼

眼科外科 2件

前十字靭帯断裂 4件

椎間板ヘルニア 1件

膝蓋骨脱臼 5件

大腿骨頭切除 1件

骨折 2件

軟部外科 8件(うち子宮蓄膿症1件)

歯科処置 4件

帝王切開 1件

硬性内視鏡下停留睾丸摘出手術 1件

硬性内視鏡下不妊手術 1件

上部消化管内視鏡 1件

避妊手術(犬)8件

去勢手術(犬)4件

避妊手術(猫)7件

去勢手術(猫)5件

以上59件でした。

 

 

 

先月は硬性内視鏡下での停留睾丸の摘出手術がありました。

 

停留睾丸とは、本来幼いころに陰嚢内に降りてくるはずの睾丸が腹腔内(お腹の中)から降りてこなくて残ってしまっている状態のことです。

見た目としては、陰嚢の中に片方しか睾丸がなかったり、両方ともなかったりします。

腹腔内に残ってしまった睾丸は通常の睾丸よりも腫瘍化しやすいと言われていますので、可能であれば若いうちに手術をして摘出することをお勧めします。

 

 

 

通常の去勢手術はお腹を切らないで陰茎と陰嚢の間の位置を一箇所切開して左右の睾丸を摘出しますが、停留睾丸の場合はお腹の中から残っている睾丸を摘出することになります。

また、睾丸の位置も、完全にお腹の中にある場合や陰嚢まで降りてくる途中で留まっている場合など様々です。

留まってしまっている場所によって、腹腔の外までは降りてきている場合にはその場所を切開したり、お腹の中に留まっている場合にはお腹を切開して探したりします。

 

 

当院では硬性内視鏡(腹腔鏡)を用いて腹腔内を小型のカメラで確認して睾丸を探し、小さな傷で摘出することが出来ます。

 

先月の停留睾丸摘出では、左の睾丸は陰嚢内に降りてきていたものの右の睾丸は触れず、硬性内視鏡下で確認したところお腹の中から外に出るギリギリのところに留まってしまっている睾丸が確認されたのでそのまま硬性内視鏡下で摘出しました。

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